勉強法 コラム

【大学受験】予備校・塾、参考書選びに悩むかたへー何をやるかより、どう使うかー

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溢れる大学受験向けの教材・コンテンツ

塾や予備校、参考書など世の中には多くの大学受験向けの教材やコンテンツがあります。最近では、スタディサプリなどネットを利用したコンテンツも登場し、何をやれば効率的に成績を上げることができるか悩んでいる人も多いかと思います。巷では、「○○予備校で憧れの○○大学に合格しました!」や「○○先生の授業で偏差値30から65に上がりました!」あるいは、「この参考書を完璧にしたらセンター試験で9割行きました!」など情報が飛び交っています。そして、たちが悪いのが、それらを信じてやってみたが、思うように成績が上がっていかない…。という事態に陥っている人も少なくということです。


同じことをやっているのに差がつく理由

某予備校で生徒の教務指導をやっていたとき、学校や塾の先生等から薦められたコンテンツをやってが成績の向上につながらなかったと相談されることが少なくありませんでした。学校や塾の先生等が薦めているものですから、見当違いのもの薦めている場合は多くありませんし、多くは、同じことをやって成績が上がった友人・知人いるケースがほとんどでした。

では、なぜ同じことをやって、成績が上がる人とそうでない人とが出現するのでしょうか?

成績が上がっていない人に多かったのは、ただ授業を聞いてノートをとっている、機械的に授業ノートを復習で確認している。ただ問題を解いて解説を読んでいる、できなかった問題を機械的に解きなおしをしているというような勉強をしているケースでした。やらなければならないタスクという意識でやっていると気づかないうちにこのような学習に陥ってしまいがちです。

対して、成績が上がった人はしっかりと授業や参考書を活用することができているが多いようです。例えば、基本事項の解説をメインとしたインプット重視の授業では、予習よりも復習に重点を置き、授業中は理解することに専念しノートは殴り書きで書留め、復習でノートをきれいにまとめ直して、その後に問題集で演習までやるという人もいます。決して受け身にならず、成績を上げるためにどのように授業・参考書を活用するかを考え、1つのコンテンツで足りない部分がある場合など、必要であれば他のものを使って補うという主体的な意識で学習している人が成績が上がる傾向にあります。

何をやるかよりもどう使うかが成績アップのカギ!

結局のところ、同じコンテンツを使っていても、それを活用できているかどうかというところで、成績が上がるかどうかがほぼほぼ決まってしまうということです。逆に言うと、コンテンツを活用できさえすれば、それなりのものでも成績は上がるということになります。何をやるかよりもどう使うかが重要なのです。

ですので、勉強しているのに成績が上がっていない場合、まず、今やっているコンテンツを活用できているかを考えてみましょう。そして活用できていないのであれば、どうすれば活用できるかを徹底的に考えましょう。また、コンテンツを活用できている場合や活用法が見いだせない場合はコンテンツ自体を変える必要がありますが、こういう場合にも活用法が見えているもの、見えやすいものを選ぶと良いでしょう。

成績を上げるためにはコンテンツの使い方、活用法が重要だということですが、ではどうすればうまく活用することができるのでしょうか。これが次の質問ということになるでしょう。


コンテンツを活用するには

授業や参考書といったコンテンツの活用法の見出し方ですが、まず次の二つのことを考えてみましょう。この二つの組み合わせで、どういった方向で考えればよいかの大まかな方針がきまるます。

1つ目は、現在の学力から考えて、目標とするレベルに達するのに知識のインプットが必要かどうかです。成績を上げるためには、①知識のインプット、②問題演習(アウトプット)の2段階必要です。まずは①②のどちらの段階から始めるべきかを考えます。

2つ目は使っている(使う予定の)コンテンツが、(A)インプットよりか、(B)アウトプットよりかということです。

①(A)の組み合わせでは、メインのコンテンツをインプットに使い、復習で知識を定着させます。また、問題集等を補足的に使い、演習を行うと良いでしょう。例えば、授業の場合、授業中は内容の理解に努め、ノートは下書きという意識でとりましょう。その後復習でノートをまとめ直し(清書する)をするようにしましょう。また、復習で類題だけでなく異なるタイプの問題や少し難しい問題も含めて問題集等で問題演習をしましょう。そして、問題演習から1週間後に1回目の問題の解き直し、1か月で2回目の解き直しをするなど徹底的に復習をしましょう。ちなみに予習はやっても意味がありません。(授業でやる内容とダブり、時間の無駄になります。)

①(B)の組み合わせでは、メインのコンテンツを演習として利用します。しかし、演習をやるためには知識のインプットをやっておく必要があるので、予習で知識をインプットをやりましょう。例えば、授業で考えると、授業前の予習として参考書等で知識のインプットをやりましょう。ちなみに問題を解いておく必要はありません。授業では一つ一つの問題が、どういう知識をどう使って解いたかをまとめていきましょう。復習では授業のポイントを振り返り、問題を解きなおしと類題の問題演習をしましょう。その後は1か月後に演習問題の解き直しをしましょう。①(A)のケースに比べて知識をインプットを自力でやることになるのでキツイように思えますが、①(A)では扱う問題が少ないので、復習の問題演習で異なるタイプの問題をやる必要があります。しかし、①(B)では一通りの問題は扱うはずなので、復習ではほぼ類題をやることになるのでサクサク進み、意外とこちらのほうが負担が少ないこともあります。

②(A)の場合は問題演習を先行させ、メインのコンテンツを復習・知識の補充として使いましょう。例えば、授業の場合、少しでも問題を扱うのあれば予習の段階ですべて解きましょう。また、授業の進度にとらわれず、問題演習をガンガン進めましょう。授業を復習や知識の補充として使えるようになればベストです。

②(B)の場合、問題演習として徹底的に活用しましょう。例をあげれば、授業の場合、予習の段階で問題を一通り解き、授業では解けなかった問題を中心に解き方を見直しましょう。復習は1か月後の解き直しというような感じです。このパターンで気を付けておきたいのは問題演習の量です。授業だけで演習量が足りているかを常に考えてください。高度な問題を扱う授業ほど問題数は絞られる傾向ありますので、不足している場合は授業と同じレベルか少し簡単な問題の演習を追加しましょう。

以上の4つのパターンに分けて考えることで、活用法を見出す方針が見えてくると思います。授業のケースを例として取り上げて考えていますが、参考書等でも同じように考えれば方針は決まるはずです。

現状とコンテンツの特徴の2つの視点で活用法を見出せ!

上記では、知識のインプットが必要な状況か、コンテンツがインプットよりか演習中心かの2点を考えましたが、本質的には目標を踏まえた上での現状の分析とコンテンツの特徴の分析をやっています。ですので、より詳しく現状とコンテンツの特徴を分析すればより有効的でち密な活用法を見出すことができるでしょう。

コンテンツを活用法をしっかり考え、学習に取り組みましょう。



国公立大・難関私大志望者へ

他者に伝わる答案が書けないと合格できない

記述問題が中心の国公立大や難関私大は参考書をやっただけでは、入試本番で合格点をとることは、正直、厳しいです。参考書の紹介ページやルートのページでも書いていますが、答案作成の練習を徹底的にやる必要があります。どの考え方を使えばよいか割分かっていても、きちんとポイントを押さえた答案がかけなければ、高得点は望めません。

参考書等での学習がある程度進んだら、(きちんとしたレベルの)添削指導等で自身の答案を(きちんと指導ができる)他人に見てもらい、意見を貰いましょう。最終的に採点するのは、あなたではなく「他人」です。あなたの答案が、きちんと他者に伝わるかを添削指導を通して確認し、合格点の取れるレベルに仕上げていきましょう。

標準レベルの参考書の1冊目の1周目を終えたら添削指導も同時進行で!

添削指導等の記述対策を始める目安ですが、標準レベルの参考書の1冊目の1周目を終えたタイミングで始めると良いでしょう。答案作成力の養成は、標準レベルの問題がある程度解けるようになったその上の段階にあたります。標準問題の解法が入っていない状態では、添削問題に向き合っても、白紙解答や見当違いの答案しか作れない場合が多く、結局、解法を学ぶように指導されるのがオチです。こうなると効率的ではありません。なので、少なくとも標準レベルの参考書を1冊を一通りやってからやりましょう。

高校や予備校等で(きちんとしたレベルの)添削指導があれば、それらを活用するとよいでしょう。もし、それらがない場合は、Z会の添削指導がおすすめです。Z会というと東大や京大等の難関国公立大対策の添削指導が有名ですが、一般的な国公立大や難関私立志望者向けのコースもあります。合格できる答案を作れるよう頑張ってください。



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