コラム

センター利用で受かりやすいのはどこ?(難関-上位私大理工学部編)

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2018年のセンター試験まであとわずか

2018年のセンター試験まであとわずかになりました。センター対策の勉強ととも悩みの種となるのが、事前出願となる私立大学のセンター利用入試の出願先です。国公立大志望で私大はほとんど考えてなかった、いくつか考えていたけどセンター利用で受かる見込みが高いところはどこかわからず、出願を迷っている人、もしくは、私立大志望者でセンター利用で滑り止めを確保したいので、どこが受かりやすいのか知りたい人に向けて2018年のセンター利用入試について解説していきます。

今回は、難関~上位私大の理工学部、関東ならMARCH以上、関西は関関同立についてとりあげます。


センター利用入試の実施状況

難関~上位私立大学の理工学部における入試の実施状況は次の表のようになります。推薦等の以外での私立大学の入試は、大きく分けて3つ方式があります。個別の学力試験の結果で合否を判定する一般入試、センター試験の結果のみを利用するセンター利用入試、個別の学力試験とセンター試験の合計で合否を出すセンター併用入試の3つです。早稲田大学や慶応義塾大学などセンター利用を実施していない大学もあるので自分の考えている大学がセンター利用入試を実施しているか確認しましょう。

同じセンター利用入試でも大学ごとに実施方式が異なる

センター利用入試では大学・学部学科によって実施方式は異なります。受験候補としてあがってきた大学については必ず実施要項を確認しましょう。そして、その際に気を付けておくポイントが2つあります。

1つは出願時期です。センター利用入試では、センター試験の実施前に出願が締め切られる事前出願とセンター試験後に出願できる事後出願があります。一般的に事前出願の方が合格ラインの得点率は低く、事後出願の場合は高い傾向にあります。

もう一つは受験に必要な試験科目と配点です。センター利用入試でも、各大学・学部学科によって試験科目・配点が異なります。必要な科目数や、得意科目・不得意科目の有無によってそれぞれ合格しやすい大学が異なってくるので、必ずチェックしましょう。一般的な傾向としては、必要な科目数が多く、科目ごとの均配点が均等なほど合格ラインの得点率は低くなります。

次の表は各大学の出願時期と必要科目数の表になります。一つの学科でも実施があれば、対応する場所に大学名を書いています。なので、希望の学部学科が実施しているは対応する形式で入試を実施しているかは要項等や大学HPで必ず確認してください。あくまで目安です。ちなみに理系の場合、数学はⅠAで1科目、ⅡBで2科目と数えるので、英数以外に理科一つの場合、科目数は4科目となります。

※各大学で対象とした学部・学科は以下の通りです。

【東京理科:理(第一部)、工、基礎工、理工】【明治:理工、総合数理】【青山学院:理工】【立教:理】【法政:理工(航空操縦を除く)、デザイン工、生命科学】【中央:理工】【関西:システム理工、化学生命工、環境都市工】【関西学院:理工】【同志社:理工、生命医科】【立命館:理工、情報理工、生命科学】


同じセンター利用入試で受かりやすいのはどこか?

ここまでセンター利用入試の有無や必要な科目、出願時期等について書いてきました。次は、どこの大学が受かりやすいかという話になります。まず、そもそも「センター利用が受かりやすい大学」というものが存在するかということですが、大学によってセンター利用の合格者数と一般入試の合格者数の比率が異なります。つまり、一般入試で多く合格者を出す大学と、センター利用で多くの合格者を出す大学があるのです。このため、センター利用が受かりやす大学は確かに存在することになります。

実際の入試データを分析しても確かにセンター利用が受かりやすい大学は存在します。例えば、ともに事前出願で、受験科目数が同じ東京理科大と中央大学の化学系で比較すると、理科大の化学系学科(理・化学、応用化学、工・工業化学、理工・先端科学)の一般入試の偏差値は57.5-62.5、センター利用の合格ラインは、79-83%です。一方、中央大学理工学部応用化学科は一般入試は55でセンター利用の合格ラインは82%ですので、化学系では理科大は中央に比べてセンター利用が受かりやすいということになります。

次の図は各大学の合格ラインの得点率を示したもので、各大学で最高値と最低値の学科の数値を基にしています。(データは河合塾を参照しました。)合格ラインの得点率は学科によって大きく異なるので、希望の学科ごとに調べる必要がありますが、大まかな目安にはなると思います。




国公立大・難関私大志望者へ

他者に伝わる答案が書けないと合格できない

記述問題が中心の国公立大や難関私大は参考書をやっただけでは、入試本番で合格点をとることは、正直、厳しいです。参考書の紹介ページやルートのページでも書いていますが、答案作成の練習を徹底的にやる必要があります。どの考え方を使えばよいか割分かっていても、きちんとポイントを押さえた答案がかけなければ、高得点は望めません。

参考書等での学習がある程度進んだら、(きちんとしたレベルの)添削指導等で自身の答案を(きちんと指導ができる)他人に見てもらい、意見を貰いましょう。最終的に採点するのは、あなたではなく「他人」です。あなたの答案が、きちんと他者に伝わるかを添削指導を通して確認し、合格点の取れるレベルに仕上げていきましょう。

標準レベルの参考書の1冊目の1周目を終えたら添削指導も同時進行で!

添削指導等の記述対策を始める目安ですが、標準レベルの参考書の1冊目の1周目を終えたタイミングで始めると良いでしょう。答案作成力の養成は、標準レベルの問題がある程度解けるようになったその上の段階にあたります。標準問題の解法が入っていない状態では、添削問題に向き合っても、白紙解答や見当違いの答案しか作れない場合が多く、結局、解法を学ぶように指導されるのがオチです。こうなると効率的ではありません。なので、少なくとも標準レベルの参考書を1冊を一通りやってからやりましょう。

高校や予備校等で(きちんとしたレベルの)添削指導があれば、それらを活用するとよいでしょう。もし、それらがない場合は、Z会の添削指導がおすすめです。Z会というと東大や京大等の難関国公立大対策の添削指導が有名ですが、一般的な国公立大や難関私立志望者向けのコースもあります。合格できる答案を作れるよう頑張ってください。



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