ヤギの参考書ルート2018【数学ⅠAⅡB編】
ここでは参考書だけで難関大の入試で合格点をとれるようにするには、どのような参考書をどのような順番で進めて行けばよいかを解説していきます。第二回は数学ⅠAⅡB編です。(数学Ⅲが必要な場合は理系数学編を参照してください)
※ルート作成者のヤギ ススムについてはこちらから
この参考書ルートは「1.教科書レベル」→「2.入試基礎レベル」→「3.入試標準レベル」→「4.入試難問レベル」の4段階構成です。ゼロ(中学数学の教科書レベルが固まった段階)から東大・京大・一橋大等の入試で満点を狙いに行くところまで紹介しているので、現在の自分の学力に合わせて、スタートのレベルを設定してください。
1.教科書レベル
【対象者】
教科書レベルに不安がある人、未習の単元が残っている人等
【教材】
教科書レベルはインプット用の参考書が最大2冊(ⅠA、ⅡB、Ⅲ各1冊)と演習用の問題集が最大2冊(ⅠA、ⅡB、Ⅲ各1冊)の計4冊です。ラインナップは以下のようになります。
①やさしい高校数学ⅠA
②やさしい高校数学ⅡB
④高校これでわかる問題集数学ⅠA
⑤高校これでわかる問題集数学ⅡB
【使用法】
参考書・問題集ともに教科書レベルの見直しが必要な単元が含まれるものをやりましょう。使い方は、単元ごとに「やさしい高校数学」→「これでわかる問題集」の順で固めていきます。1つの単元を学習し終えたら、次の単元をまた「やさしい高校数学」→「これでわかる問題集」の順で固めていきましょう。
【修了の目安】
学習中の単元の「これでわかる問題集」の「入試問題にチャレンジ」の問題を解きなおして、すらすら解けるようになれば修了です。問題自体は少し難しめですが、演習で扱った問題ですので、いつでも解けるようにしておきましょう。
【学習時期】
基本的な内容なので早急に終わらせましょう。
★ポイント★
・「やさしい高校数学」では、答えを覚えるのではなく、考え方を理解することが重要です。解答に至るまでの「流れ」を意識しながら取り組みましょう。
・「やさしい高校数学」は内容が8割がた理解できたら次に進みましょう。残りの2割は演習を通じて完成度を上げていきます。
・「これでわかる問題集」は納得のいく答案ができまで解説を見ないようにしましょう。数学の問題を解くにあたって重要なのは、どの考え方を使うかを見抜くことです。すぐに解説見ると、この能力は向上しません。
※解けない場合は、「やさしい高校数学」の解説を読み、使えそうな考え方を探して答案を作ってみましょう。