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大学入試で求められる4つのちから

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大学入試で求められる4つのちから

大が入試では複数の科目が試験科目として課され、一見するとかなり多くの能力が求められるかと思われますが、実際の試験で求められる力は、実はシンプルに4つの力に集約することができます。ここでは、4つの力それぞれについて解説し、どう伸ばしていくかの戦略を紹介していきます。



①知識力

大学入試で問われる力の一つ目は、知識力です。大学入試では、高校までの学習指導要領の内容を念頭に置いて問題が作成されます。したがって、高校までの教科書に載っているような知識や公式、問題の解き方などを身に着けておくことが必要です。どの教科にしても、教科書レベルの基礎知識や英語や国語における基本的な語彙力がないようでは、問題の内容を理解し、考えることすらできません。こうした事情から他の3つの力の強化の前に、ある程度知識力をつけることが最優先となります。

知識力を伸ばすコツは、1教科ずつ基礎レベルに絞って、完璧になるまで復習を繰り返すことです。ある程度の知識力がつくま前に、ほかの力を伸ばしにかかるのは非効率です。したがって、どの教科であっても、まずは難しい問題はやらず、基礎レベルに絞ってやることが重要となります。

また、難関大の入試(特に早稲田や慶應などの私立大学)においては、1つのテーマについて深く理解しておかなければ解けない問題も出題されることもあります。よって、志望校の過去問の傾向をふまえて、必要であれば基礎レベルにとどまらず、知識力を強化しておく必要があります。こちらについては、ほかの力と同時進行で進めていけばよいでしょう。

②どの考え方・知識を使えばよいかを見抜く力

大学入試で求められる力2つ目は問題文から何が問われていて、どの考え方・知識を使えばよいかを見抜く力です。言い方を変えれば、問いを理解し、自分の知っていることに帰着させる能力です。なので、自分の知っている知識・考え方が少ないうちはこの力を鍛えるのは無理があります。
実は難関大では、知識的には基礎レベルがあれば十分だが、この能力が高いレベルで求められる問題が多く出題されます。したがって、難関大になればなるほどこの「帰着力」を高める必要があります。

「帰着力」を鍛えためには、段階を踏んだ演習が必要です。例えば、初めはセンターレベル、次は一般的な国公立大の二次試験レベル、そして難関大の二次試験レベルというように段階を踏んで演習を積みましょう。より効果的に「帰着力」を高めるには、演習の際に、解けない問題の解答・解説をすぐに見ないことです。解けない場合は、一度これまで勉強してきたテキストやノートなどを見直し、検討してみましょう。これをやらないと、解答の丸暗記になりがちになります。また、問題を解き終え、解説を読んだ後に、問題のポイントや使った知識、考え方を箇条書きで書き出してみましょう。こうすることで、問題と知識・考え方を紐づけることができるようになります。

③処理能力

3つ目は処理能力です。これは、理系科目において実際に計算を正確に実行したり、英語の長文や国語の問題文を素早く読む力です。当たり前ですが、実際の大学入試では試験時間が設けられています。その時間内に正しく答えを出すためには、問題を解くスピードが重要になります。そこで必要なのが、速読力や計算力といった処理能力です。特にセンター試験においては、処理能力の高さが高得点を取れるかどうかを左右します。

処理能力を高めるのに効果的な方法は、簡単な問題や、一度解いたことのある問題など、解答のポイントが分かっている問題を繰り返し解くことです。これらの問題は解答の方針を迷うことがほとんどないため、短時間で多くの問題をこなすことができます。また、英語や国語の音読なども処理能力を上げるのに効果的です。

④解答を答案にまとめる力

最後の4つ目は記述・論述式で問われる、解答を答案にまとめる力です。文系科目等の論述答案で、答えは何となくわかっていても、いざ自分の言葉で採点者に伝わるように答案をまとめるのは簡単ではありません。また、理系科目においては答案の論理性が重要視されます。そのため、客観的に理にかなった答案を作る必要があります。志望校で論述答案が課される場合はこの「記述力」を鍛える必要があります。

「記述力」を鍛えるには、次の2段階で学習していくとよいでしょう。最初のステップは記述答案・論述答案の書き方やポイントを学び、納得のいく答案を作ってみることです。記述答案作成のポイントがまとまった教材や模範解答などを参考に答案を作る練習をすることが第一段階です。ある程度答案が作れるようになったら、次のステップでは添削指導をしてもらいましょう。添削を行う際は、自分で納得のいくまで推敲した後に添削をしてもらうことです。要は、自分では満点だと思っている答案がどう採点されるかを添削で確かめ、ずれを修正していくことで、客観的に理にかなった答案になっていきます。

 

全体的な能力強化の方針

上記の4つの力をどういう順番で上げていくかですが、まずは知識力からはじめ、順調にいくようになったら同時進行で処理能力を上げていきましょう。その後「帰着力」を上げ、ある程度力がついてきたら、必要に応じてさらばる知識力や「記述力」を上げていくことになります。

また、「帰着力」と「記述力」ついては、教科の垣根を越えて鍛えられる力です。例えば、現代文で問題文から何が問われて、どう考えればよいかを見抜く力を徹底してつければ、そのまま英語の長文でもそれが活きます。数学で論理的な答案をかけるように訓練すれば、物理や化学の論述答案にも活かせます。最終的には全試験科目で全能力を合格ラインまでもっていく必要がありますが、知識力と処理能力がある程度ついたら、いくつか教科を絞って「帰着力」、「記述力」を上げていく方が効率的に能力を伸ばせます。

大学入試では様々な能力が求められハードルも高いと思われがちですが、シンプルに4つの能力に帰着でき、こらは正しいやり方で学習すれば、だれでも伸ばすことができます。ですので、現状が伴っていなくても志望校合格に向けて頑張ってください。

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国公立大・難関私大志望者へ

他者に伝わる答案が書けないと合格できない

記述問題が中心の国公立大や難関私大は参考書をやっただけでは、入試本番で合格点をとることは、正直、厳しいです。参考書の紹介ページやルートのページでも書いていますが、答案作成の練習を徹底的にやる必要があります。どの考え方を使えばよいか割分かっていても、きちんとポイントを押さえた答案がかけなければ、高得点は望めません。

参考書等での学習がある程度進んだら、(きちんとしたレベルの)添削指導等で自身の答案を(きちんと指導ができる)他人に見てもらい、意見を貰いましょう。最終的に採点するのは、あなたではなく「他人」です。あなたの答案が、きちんと他者に伝わるかを添削指導を通して確認し、合格点の取れるレベルに仕上げていきましょう。

標準レベルの参考書の1冊目の1周目を終えたら添削指導も同時進行で!

添削指導等の記述対策を始める目安ですが、標準レベルの参考書の1冊目の1周目を終えたタイミングで始めると良いでしょう。答案作成力の養成は、標準レベルの問題がある程度解けるようになったその上の段階にあたります。標準問題の解法が入っていない状態では、添削問題に向き合っても、白紙解答や見当違いの答案しか作れない場合が多く、結局、解法を学ぶように指導されるのがオチです。こうなると効率的ではありません。なので、少なくとも標準レベルの参考書を1冊を一通りやってからやりましょう。

高校や予備校等で(きちんとしたレベルの)添削指導があれば、それらを活用するとよいでしょう。もし、それらがない場合は、Z会の添削指導がおすすめです。Z会というと東大や京大等の難関国公立大対策の添削指導が有名ですが、一般的な国公立大や難関私立志望者向けのコースもあります。合格できる答案を作れるよう頑張ってください。



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